第9回はたらくコンソーシアム 開催レポート【2025年度/第2期 最終回】 | 株式会社ライフワークスタイルラボ

第9回はたらくコンソーシアム 開催レポート【2025年度/第2期 最終回】

2026.03.09

■開催日時・場所

日時/ 2026年2月20日(金)
場所/ 株式会社クロスキャット 会議室

■アジェンダ

今年度の総括と次年度への展望:Ideation施策の具体化と「I-deals」への接続

■参加者

東京大学大学院 経済学研究科
准教授 稲水伸行様

    東京大学大学院 経済学研究科
    博士課程 山口一青様   
    

  株式会社クロスキャット 管理統括部 人事部
  部長 細根宇紘様

 株式会社三友システムアプレイザル
 取締役専務執行役員 福迫良輔様

   株式会社ライフワークスタイルラボ
   代表取締役社長 竹下 仁

   株式会社ライフワークスタイルラボ
   取締役社長 公本樹祥

  株式会社ライフワークスタイルラボ CXかえる事業部
  執行役員 森 美香

  (はたらくコンソーシアム事務局長)

■ はじめに

今期全5回にわたる「働くコンソーシアム」の研究会も、いよいよ最終回を迎えました。

今年度のメインテーマである『Ideation(組織の創意工夫)』
単に、新しいアイデアを出そうというスローガンに終わらせるのではなく、組織の中でいかにアイデアを生み出し、育て、実行に移していくか。
学術的な知見を単なる「知識」で終わらせず、実情に即した「仕組み」として定着させるため、自社の組織構造や文化の深層にある「真の課題」を一年間かけて追求してきました。

「なぜ、私たちの組織では新しいことが生まれにくいのか?」
「効率を追い求める影で、失っているものはないか?」

最終回となる今回は、これまでの研究内容を振り返る時間となりました。

■ メインディスカッション

全4回の活動を改めて振り返り、各社が策定したアクションプランの進捗と、この1年間の学びについて議論しました。

今年度はソニーの「ブリッジターミナル」の事例研究から始まり、「場」と「文化」がいかにイノベーションを促すか――
そこから「アイデアジャーニー」という理論枠組みを導入し、アイデアが生まれてから実行に至るまでの4つのフェーズ(生成・精緻化・提案・実行)における「組織の急所」を特定していきました。

議論を通じて浮き彫りになったのは、多くの組織に共通する「実装の壁」です。
アイデアを提案した人に実行の負荷が集中する構造、失敗を許容しきれない評価や社風、そして多忙ゆえにアイデアを磨く時間が奪われている現状。
これらは参画企業様に限らず、現代の組織が抱える構造的な課題でもあると感じます。

こうした学びと並行して、社内企画の継続開催や評価軸の見直し、トップによる情報発信の強化など、具体的な変化も各社で動き始めました。
異業種のリーダーたちが率直に議論を重ね、自社だけでは見えなかった「組織の急所」を特定し、実装への道筋を得られたことは、大きな成果だったと感じています。

参画企業様からの感想 ——今年度の研究会から得たもの

  • これまで組織の課題だと思い込んでいた「分散した働き方」や「現場の多忙さ」を、見方を変えることで「多様な知見の宝庫」や「改善の種」として捉え直す重要性に気づかされました。
    外部の視点を取り入れることで、当たり前だと思っていたものが、実はイノベーションの源泉であると再定義できたことは大きな収穫です。

  • 「失敗を許容する」という文化が浸透していないゆえ、評価が結果のみに偏っているという実態が浮き彫りになりました。挑戦へのプロセスを評価軸に組み込み、変革を担うミドル層を孤立させない体制を整えること。仕組みとして心理的安全性を担保しなければ、自発的な行動は生まれないといういう気づきを頂きました。まだ道半ばですが、引き続きトライしていきます。

  • 新しい試みを「一部の意欲ある人」の属人的な活動で終わらせないためには、目標設定の段階から「創意工夫」を組織貢献として組み込む必要があると感じました。まずは自ら試行錯誤する背中を見せ、周囲が応援し称賛する仕組みを作ること。それが組織体質を根本からアップデートする近道だと感じています。その距離はまだ遠いですが・・・笑。

■次回は・・・

来年度のテーマは 『I-deals(アイディールズ/自律化)』 です。

今年度の研究を通じて見えてきたのは、ボトムアップの革新的アイデアは、単なる手法の導入だけでは定着しないということです。
自由な発想を促し、それを組織の力に変えるためには、その土台となる「個々の働き方」そのものも重要になります。

一人ひとりが望む「柔軟な働き方」と、会社が求める「組織の成長」——

この両者をどうマッチングさせ、Win-Winの関係を築いていくのか。
他社事例なども交えながら、理想を単なる理想で終わらせないための戦略的な「次世代の組織のあり方」を研究していきます。

次年度初回はオープンカレッジを予定しています。
もし今、自社の組織にどこか「息苦しさ」や「停滞感」を感じていらっしゃる方は、ぜひご参加ください。得るものがあるはずです!

📩問合せ先 

はたらくコンソーシアム事務局
担当:千葉、公本
E-Mail:press@lwlabo.jp

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